
- 方向性I人々が活動する沿道空間の充実
アートを通して“パブリック”の
魅力を掘り下げる。
プロジェクトの目的
パブリックからアートを考え、アートからパブリックを考える Public Art Research Center[PARC]は、1日約12万人が通るチ・カ・ホの広場を舞台に、現代のパブリックアートとパブリックスペースを多角的に考察していくアートプロジェクトです。
成り立ち
チ・カ・ホができた当初、「制約が多くて活用が難しい」という声をよく耳にしました。そこで、アーティストの柔軟な思考から活用のヒントを得ることができないか、また公共空間という概念そのものを拡張できないかと考え、プロジェクトを立ち上げました。

開催実績
※順次掲載いたします。
主な取り組み
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公共空間だから出来る企画
11回目のテーマは「パブリック・アート・スクール」。公共空間の地下通路でアートとカルチャーを学ぶ環境をつくり、偶然誰かや何かと出会って新たな関係が生まれてしまう「学校」のような現象をつくりだすことを目的に開催。舞台、絵画、サブカル、ストリートカルチャー、札幌現代美術シーンについてなど、5回のレクチャーや座談会を実施しました。
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コロナ禍だからこそ出来る企画
10回目のPARC10のテーマは「はなれた食卓」。コロナ禍において、食卓や食事に大きな変化が生まれました。友人・知人との会食が減り、オンラインで飲み会やランチミーティングをする機会が増えました。いる場所も食べている物もバラバラなのに、一緒に過ごすことができる。この地球規模の大きな食卓を囲んでいるような感覚から着想し、遠くはなれた海外で生活し制作する5組のアーティストに、データで作品を送ってもらい展示しました。
スタッフの声
チ・カ・ホの活用方法を考えることから始まり、「公共空間とは何か」「公共とはどういうものか」「公共の場で何を行うべきか」へと、問いは広がっていきました。回を重ねるごとに思考は深まり、さらにコロナ禍を経て、賑わいや人が集うことの意味、そしてプロジェクトそのものの意義についても、改めて向き合う機会となり、PARCは進化し続けています。