会社情報

ステートメント

ビジョン実現のために、私たちの行動指針としてステートメントを策定しました。

このまちを、前に進めていく。

施設や空間を運営する。
地域と行政をつなぐ。
わたしたちの仕事は、それだけではありません。
アートやクリエイティブで、文化的あたたかさを。
まちの景観や使い方を、みんなで考え、より良く整えていく。
イベントやプロジェクトで、多様な人が輝く瞬間を増やす。
防災や安全の仕組みを共に育て、安心できる日常を守る。
まちに必要な一歩を共に描き、実行する。
エリアマネジメントは、地域経営であるとともに
まちと人が一緒に育っていくプロセス。
わたしたちの役割はチ・カ・ホやアカプラをはじめ、札幌駅前通地区全体で
これまでの良さを受け継ぎながら、未来を見据えて動き続けることです。
まちの主役は、ここで暮らし、働き、訪れる人々。
私たちはその輪を広げ、背中を押し、時にはともに汗をかく伴走者です。
子どもたちが大人になったとき、思い出す札幌がここにあるように。
このまちの物語を、みんなで紡ぎ続けていきます。

札幌駅前通まちづくり株式会社について

札幌駅前通まちづくり株式会社は、地域のまちづくり組織や沿道企業による個別の活動を、より発展的かつ一体的に展開するための総合調整機能を担うエリアマネジメント組織として、2010年9月に設立されました。

札幌駅から大通までを結ぶ札幌駅前通地区は、札幌都心の玄関口・目抜き通りとして発展してきた地域です。近年は新たな商業施設の開業によって魅力が広がる一方、建物の老朽化などの課題も抱えています。私たちは、こうした地域の課題と可能性を見据えながら、近隣で働くオフィスワーカーや都心を訪れる方々と連携し、札幌駅前通の「地上と地下」を魅力ある都心の顔として育て、継続的な賑わいと地域価値の向上に取り組んでいます。また、周辺地区と連携し、まちづくりの効果を広げ、都心全体の活性化に貢献しています。

主な取組としては、「札幌駅前通地下広場」や「札幌市北3条広場(アカプラ)」の指定管理業務、札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ)の壁面を活用したエリアマネジメント広告事業などがあります。これらによって創出した財源を、地上・地下の賑わいづくりや地域活動へと還元しています。

また、まちづくりやアートに関わる人材育成、地域コミュニティの創出、地域防災・環境美化活動、まちの将来像の策定支援、開発協議、そして対話の場づくりなど、ハードとソフトの両面から持続可能なまちづくりを官民協働で推進しています。

会社理念

正しいことを正しい方法でする会社

新型コロナウィルス蔓延やAI(人工知能)の急速な進歩・普及などに象徴されるように、変化が速く、激しい、将来予測がとても困難な時代を迎えています。
そういう時代だからこそ、いかに世の中が変化しようが揺るがない組織の「理念」が大切であると考えて、「正しいことを正しい方法でする会社」という会社理念を2020年10月に制定しました。
これからも、常に全社員でこの理念を共有し、「何が正しいのか」を問い続け、「正しくないこと(間違ったこと)は決してしない」と胸を張って言い切れる会社の実現を社員一丸となって誠実に目指していきたいと思います。

事業領域

  • 札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ)および札幌市北3条広場(アカプラ)の運営(指定管理)
  • 広告事業
  • 地下・地上の広場を活用した「にぎわいづくり」をはじめとしたまちづくり事業
  • 人材育成時業
  • 地域防災・防犯活動事業
  • まちの美化等環境事業
  • 建替計画等地区更新支援事業 等

会社概要

名称
札幌駅前通まちづくり株式会社
所在地
〒060-0003
札幌市中央区北3条西3丁目1番地 札幌駅前藤井ビル8階
TEL
011-211-6406
FAX
011-211-6408
設立
2010(平成22)年9月17日
資本金
990万円(198株)
株主
札幌駅前通振興会、駅前通沿道企業10社、駅前通隣接企業4社、札幌商工会議所、札幌市
役員
代表取締役会長 芳村 直孝
代表取締役社長 内川 亜紀
取締役     柴田 隆行 (株式会社伊藤組 代表取締役副社長)
取締役     石塚 雅明 (株式会社石塚計画デザイン事務所 顧問)
取締役     石水  創 (石屋製菓株式会社 代表取締役社長)
取締役     菊地 弘記 (札幌駅前通まちづくり株式会社 統括マネージャー)
監査役     権平 宗中 (株式会社北洋銀行 執行理事 公金・地域産業支援部長)
(2025年10月現在)
従業員
12名(2025年10月現在)
取引銀行
北洋銀行 本店営業部 / 北海道銀行 札幌駅前支店
適格請求書(インボイス)発行事業者登録番号
T6430001046183
関係団体
札幌駅前通協議会、札幌駅前通振興会、札幌駅前通地区活性化委員会、札幌駅前通地区防災協議会など
事業内容
1)札幌駅前通地区でのまちづくり活動及び札幌都心部他地区におけるまちづくり活動との連携調整に関する業務
2)公共施設の管理運営の受託に関する業務
3)地域の活性化を図るための事業の企画、立案、コンサルティング及びその受託に関する業務
4)街並みの規制、景観に関するコンサルティング業務 等

設立主旨

札幌駅前通は、札幌・北海道の玄関口であるJR札幌駅から、商業の中心地である大通地区、東京以北最大の歓楽街であるすすきの地区を結ぶメインストリートであり、この通りを東西に挟む札幌駅前通地区は、開拓以来行政機能・業務機能の中心地として発展を続け、2003年にはJR札幌駅に大型商業施設が整備されるなど、多様な都市機能を持つ札幌都心の重要な役割を果たしてきました。

しかしながら、近年、少子高齢化の進展による労働・生産人口や購買層の減少とそれに伴う経済活動の停滞、さらにはライフスタイルの多様化、大型商業施設の郊外への展開といった消費活動の変化などにより市民の都心部への来街動機は薄れ、まちの活気や活力の減退が進みつつあります。

また、このような社会情勢の変化に加え、さっぽろ駅から大通駅までを結ぶ地下歩行空間の整備や北3条広場などの地上部の再整備の進展、地区内の多くの建物が更新時期を迎えていることなどから地区計画の策定が行われ、沿道民間ビルの建替が進みつつある等、地域環境も大きく変化しようとしております。

これらの変化に対応し、継続的かつ恒常的ににぎわいある地域づくりを進めるためには、都心内各地と相互に連携することにより相乗的にまちづくりを進展させ、国内の他都市のみならず、世界的な都市間競争を勝ち抜くことのできる札幌駅前通地区独自の魅力を創出・発信し、地域価値の維持・向上を図ることが必要と考えます。

そのためには、これまで地域のまちづくり組織や沿道関係企業により個別に行われてきたまちづくり活動をより発展的・効率的に展開するため、まちづくりの総合調整機能を持った組織が必要であると考え、駅前通沿道関係者による新たなエリアマネジメント組織の立上げの検討を進めてまいりました。

そこで、我々札幌駅前通関係者は、今後整備される地下歩行空間や北3条広場の活用を始めとしたにぎわい創出活動や、環境美化等のまちづくり活動を継続的に行い、北海道・札幌の玄関口である札幌駅前通地区を将来に渡り魅力ある都心の「顔」として育てる組織として「札幌駅前通まちづくり株式会社」を2010年9月に設立することといたしました。

(2010年9月)*当時の文を引用していますが、日付や地名の表記を統一しています。

沿革

  • 2007年10月 会社設立に係る意見交換会 設置
    (札幌駅前通地下歩行空間の活用や管理を担うことを旨とする地元主体の組織として検討)
  • 2010年9月 札幌駅前通まちづくり株式会社 設立(資本金990万円)
  • 2011年2月 札幌駅前通地下広場指定管理業務開始
  • 2011年3月 札幌駅前通地下歩行空間 供用開始
  • 2012年8月 札幌駅前通地区活性化検討委員会 設立(2014年札幌駅前通地区活性化委員会へ名称変更)
  • 2013年7月 越山計画オープン(空きスペースをリノベーションした2013年12月までの期間限定のまちの交流の場)
  • 2014年4月 札幌市北3条広場指定管理業務開始
  • 2014年7月 札幌市北3条広場 供用開始
  • 2014年8月 眺望ギャラリーテラス計画オープン
  • 2015年2月 札幌駅前通地区防災協議会 設立
  • 2017年12月 コバルドオリオープン(旧五番館西武の跡地を活用した仲通りの魅力を新たに発信する試み。2019年10月まで実施)
  • 2019年6月 札幌駅前通地区まちづくりビジョン策定

受賞歴

札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ)

  • 2012年 平成23年度照明普及賞
  • 2012年 グッドデザイン賞
    受賞対象名:地下歩行空間 [「500m美術館」と地域交流マルシェによる地下空間の創成]
  • 2013年 第25回全国街路事業コンクール特別賞
  • 2014年 土木学会デザイン賞2013 優秀賞
    受賞対象名:札幌都心における個性的なストリート文化の創造〜創成川通・札幌駅前通〜
  • 2014年 公益社団法人日本都市計画学会 計画設計賞

札幌市北3条広場(アカプラ)・北2西4地区

  • 2015年 平成26年 照明普及賞
    受賞対象名:札幌三井JPビルディング
  • 2015年 都市景観大賞 都市空間部門 優秀賞
    受賞対象名:札幌北2西4地区 (北海道札幌市)
  • 2015年 グッドデザイン賞(街区・地域開発)
    受賞対象名:都市再生事業 [札幌市北2西4地区]
  • 2016年 平成27年度 北海道赤レンガ建築賞
    受賞対象名:札幌三井JPビルディング 札幌市北3条広場
  • 2016年 第14回 環境・設備デザイン賞 環境デザイン部門 優秀賞
    受賞対象名:札幌三井JPビルディング 札幌市北3条広場
  • 2016年 日本都市計画学会 計画設計賞
    受賞対象名:札幌北3条広場を中心としたパブリックスペースネットワークの形成 -都市空間の歴史的価値を踏まえた公共空間の再編-
  • 2016年 BCS賞 特別賞
    受賞対象名:札幌市北3条広場・札幌三井JPビルディング
  • 2016年 土木学会デザイン賞2016 優秀賞
    受賞対象名:札幌市北3条広場

その他

  • 2015年 ウッドデザイン賞2015
    受賞対象名:CLT仮設店舗(ウッド・キオスク・プロジェクト)
  • 2017年 日本都市計画学会 石川賞
    受賞対象名:公民一体のエリアマネジメントによる札幌都心まちづくり
  • 2017年 第39回ディスプレイ産業賞 2020 地域振興賞
    受賞対象名:サッポロフラワーカーペット
  • 2022年 令和3年度都市景観大賞 景観まちづくり活動・教育部門 優秀賞 「都市景観の日」実行委員会 会長賞
    受賞対象名:サッポロフラワーカーペット
  • 2023年 ほっかいどう未来輝く子育て大賞
    受賞対象名:まちのこそだて研究所gurumi