事業名
コバルドオリ
開始年月
2017年12月22日〜2019年10月14日
WEB / SNS
  • 方向性I人々が活動する沿道空間の充実
  • 方向性IIまちの価値を高める高質な都市機能の充実
  • 方向性III品格と居心地良さを感じる景観形成
  • 方向性IVまちを支えるエリアマネジメントの充実

「やってみる」を応援する、
新しい仲通りのかたち。

プロジェクトの目的

コバルドオリは、「札幌駅前通地区の仲通りの魅力を新たに発信する試み」として札幌駅前の旧五番舘西武跡地の一角にオープンしました。札幌で活躍する若手の事業者による飲食店舗のほか、都心部において店舗を構えていきたい小さな企業などに向けたチャレンジショップも開設。イベントも行えるコミュニティスペース「コバル計画」も開設し、まちを面白くするプレーヤーがつながりあう交流の場を目指し運営しました。

事業スキーム

成り立ち

メインストリートと交差する仲通りは、古くから商売をする人や地元で活躍する小さな店舗などが連なり、まちの表情を映し出す地域の象徴ともいえます。札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ)の開通を契機として新たな開発が行われ札幌駅前通の賑わいは目覚ましいものがある一方で、仲通りは独自の可能性を秘めていると考え、再開発による遊休地の活用も含めた「コバルドオリ」のプロジェクトがスタートしました。コバルドオリでは、仲通りの魅力発信のため、地場の事業者や若手の起業家による飲食店舗のほか、都心部において店舗を構えていきたい事業者に向け、安価で出店できるチャレンジショップを開設。また、イベント等も実施できるコミュニティースペース「コバル計画」も開設し、まちを面白くするプレイヤーがつながりあう交流の場として1年10ヶ月営業いたしました。

[名前の由来]
コミュニケーションやコワーキングの「co」、飲食を通じた交流生む「バル」を組み合わせ、新たな通りの文化を創出できるよう位置付けました。

 

札幌の都心における仲通りの賑わいづくり・空間モデルづくりの実践

大きな人の流れがある駅前通と裏路地の雰囲気を持ち合わせる仲通りに囲まれた場所で、裏路地の雰囲気を重視した落ち着いた店舗やコミュニケーションスペースを開設。
札幌の都市空間に求められる仲通りや路地的空間の魅力アップやパブリックスペースのネットワーク化を推進するための社会実験とモデルの構築をしていくとともに、街区再編等を見据えた空間づくりや道路空間の活用を実践しました。

地域に根ざしたクリエイティブなスモールビジネスや活動を育むインキュベート機能

まちを面白くするプレイヤー同士がつながりあう交流の場とするとともに、新たな起業・創業を支援するチャレンジの場を目指しました。都心ビジネスの促進等に必要な“地場の事業者や若手起業家等による新たな商業店舗”、“マーケットの開発を推進するためのデータ収集やそれに関係するプレイヤーとのネットワークづくり”を行っていきました。

開催実績

コバルドオリを一体的に活用したイベントを定期的に開催。屋外空間の活用や、テナント同士のコラボメニュー開発を一緒に行いました。

全体イベント

実施年月
イベント名

2018年6月9日、8月25日、2019年6月8日、8月31日、10月12日〜14日

CoBAR FESTIVAL!

2019年1月19日

STREET LOUNGE CoBAR

主な取り組み

  • コミュニティスペース「コバル計画」

    コバル計画はまちを面白くするプレイヤー同士がつながりあう交流の場として開設しました。これまで運営してきた「越山計画」「テラス計画」のノウハウを生かしながら、スタッフが常駐しコバルドオリの管理運営のほか多様な自主イベントを実施することで、都心部における仲通りの魅力発信とプレイヤー同士のネットワークづくりをお手伝いしました。

  • チャレンジショップ

    チャレンジショップは公募で出店者を募集し、期間限定で出店できる店舗として、これから新たに都心部に店舗を構えていきたい、そして札幌駅前通地区の魅力を共につくっていきたいと考える方々にご出店いただきました。
    なお、店舗には北海道産のカラマツ材を使用し制作されたCLT屋外用店舗を利用しました。

  • 仲通りカフェ・バル

    仲通りに合う落ち着いた雰囲気の店舗を揃え、札幌駅前通地区で働くビジネスパーソンの方たちをはじめ、昼夜問わずみなさまにお楽しみいただきました。

スタッフの声

店長さん方とイベントを考えたり、お客さんと話したり、チ・カ・ホやアカプラとは違った施設の運営を経験しました。当時のテナントさんとは今でも別の事業でお世話になっています。