札幌駅前通振興会
- 開始年月
- 1987年
プロジェクトの目的
「札幌駅前通を札幌市のシンボルロードにふさわしい、明るく洗練された快適空間とすることを目指し、併せて地域の発展と会員相互の親睦を図ること」を目的として1987年に設立。以降、会員を商店や建物所有管理者に限ることなく金融機関・証券会社・飲食店など駅前通にて事業を営むものや、趣旨に賛同するもの含めた現代版町内会と言えるような組織として継続しています。
成り立ち
昭和26〜27年頃、札幌の顔ともいえる札幌駅前通には、まだ数多くの商店が軒を連ね、多くの人々が行き交い、大変な賑わいを見せていました。
そのような時代に、札幌駅前通振興会の前身である「札幌駅前通商店街振興会」と「駅前通照明灯維持会」が組織されました。
時は流れ、駅前通の両側には高層ビルが建ち並ぶようになり、かつて賑わいを見せていた商店の多くは、次第にその谷間に姿を消していきました。
商店街としての存続が危ぶまれるなか、先人たちは危機感を抱き、「商店街振興会」と「照明灯維持会」の二つの組織を発展的に解消。
そして、札幌駅前通の美化事業や環境整備事業を主な活動とする新たな組織として、昭和62年(1987年)7月20日に札幌駅前通振興会を設立しました。
構成団体
44企業・団体(2025年6月現在)
札幌駅より大通にいたる道路両側および近隣をもって区域とし、地域に店舗または事業所を有し、あるいは本会の趣旨に賛同する個人、企業および団体をもって構成する。
主な取り組み
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地域の環境保全
地域の環境保全に関しては、振興会としても以前から強い関心を示しており、実行委員会への参加や負担金の支出など、多方面にわたり対応している。
(札幌駅前通環境美化事業 ツキイチ・クリーン、札幌駅前通ストリートガーデンに参画) -
地域の活性化
札幌駅前通振興会が単独、あるいは地域の活性化等を目的として結成される各種実行委員会の一員として参加し、活性化に取り組んでいる。
Happy Tree Streetの実施。(ふゆのまち歩きを楽しく」をコンセプトに、札幌駅前通振興会の会員企業にご参加いただき、色とりどりに装飾したツリー「Happy Tree」を参加企業の店頭や玄関ロビーに飾り、札幌の玄関口・メインストリートである札幌駅前通を華やかに盛り上げる取り組み) -
地域相互の親睦
振興会の目的の一つである「会員相互の親睦」に重点を置いた取組みとして、多くの会員から親しまれている。(総会・懇親会・札幌駅前通地区活性化委員会の取組への協力)
スタッフの声
春から秋の清掃活動や歩道上プランターの植栽管理、冬のHappy Tree Streetを通じて、大都市札幌の中心となる通りで、人の温かみや穏やかな空気をふと感じられるのは、心を添えて取り組んでいる会員の皆様の気持ちがあってこそだと思います。駅前通に訪れる人それぞれが安心・快適に過ごせるために、これからも会員の皆様と日々の活動に取り組んでいきたいです。