Public Art Research Center 11 [PARC11]
「パブリック・アート・スクール」ーアートとカルチャーをストリートで学ぶ8日間ー
会期|2023年10月21日(土) 〜 28日(土)
時間|12:00〜18:00(講座は20:00まで)
会場|札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ)|憩いの空間・北1条東
主催|札幌駅前通まちづくり株式会社
共同企画・問い合わせ|一般社団法人PROJECTA|011-211-4366|info@projecta.or.jp
1⽇約7万⼈が⾏き交うチ・カ・ホを舞台に、公共空間の可能性を考えるPublic Art Research Center[PARC](パーク)。11回目のテーマは「パブリック・アート・スクール」です。公共空間の地下通路でアートとカルチャーを学ぶ環境をつくり、偶然誰かや何かと出会って新たな関係が生まれてしまう「学校」のような現象をつくりだすことが目的です。芸術文化は日常を豊かにしてくれる一方「芸術文化は難しい」という声も増えているように感じます。そこで、私たちは誰でも気軽に参加できる「パブリックなアートスクール」をチ・カ・ホに8日間の期間限定で開設し、多様な芸術文化に出会ってしまう機会を創出します。
講座|10月21日(土)、23日(月)、25日(水)、27日(金)、28日(土)18:00〜
参加|無料・各回定員15名程度 ※予約フォームからお申し込みください。
https://forms.gle/7eF3X6wLdYgX7dxy9
終了しました⚫︎舞台芸術|10月21日(土)18:00〜20:00「舞台芸術の現在地」
講師|丸岡ひろみ(特定非営利活動法人国際舞台芸術交流センター理事長)
定員になりました⚫︎現代アート|10月23日(月)18:00〜20:00「君たちはどうコピーするか」
講師|成相肇(東京国立近代美術館主任研究員)
定員になりました⚫︎ポップカルチャー|10月25日(水)18:00〜20:00「面白い映画は、なぜ面白いのか?」
講師|さやわか(批評家・漫画原作者)
5枠増やしました⚫︎ストリートカルチャー|10月27日(金)18:00〜20:00「Before Night Walk」
講師|SIDE CORE(アーティスト)
定員になりました⚫︎座談会|10月28日(土)18:00〜19:30「1990~2020年の札幌現代アートシーンをふりかえる」小田井真美、柴田尚、高橋喜代史、樋泉綾子、梁井朗、吉崎元章、今村育子、他
⚫︎グラフィックレコーディング|平中まみ子(まみこし)
⚫︎ワークショップ|10月21日(土)14:00〜16:00
「まちの形をステンシルにしよう」鈴木悠哉(アーティスト)
参加|無料・定員10名 ※予約フォームからお申し込みください。
⚫︎10月21日(土)18:00〜20:00「舞台芸術の現在地」
講師|丸岡ひろみ(特定非営利活動法人国際舞台芸術交流センター理事長)
丸岡ひろみさんがディレクターを務めるYPAM(横浜国際舞台芸術ミーティング)の活動紹介の他、国際的な舞台芸術事情をアジアの視点からお話しします。その後、モデレーターとして丸田鞠衣絵さん(舞台制作)をお迎えし、国内外のみならず、札幌の舞台芸術の現在地と未来について、参加者の皆さんと一緒に考えていきます。
プロフィール|YPAM – 横浜国際舞台芸術ミーティング(旧TPAM)ディレクター、舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM) 副理事長を兼任。2003−2010年、ポストメインストリーム・パフォーミング・アーツ・フェスティバル(PPAF)創設運営。TPAMと併設してIETMアジア・サテライト・ミーティング(2008、2011年)、アジアの制作者を集めた「舞台芸術制作者ネットワーク会議」(2009年)を開催。2012年にはフェスティバル「サウンド・ライブ・トーキョー」を創設。
⚫︎10月23日(月)18:00〜20:00「君たちはどうコピーするか」成相肇(東京国立近代美術館主任研究員)
私たちに身近なコピー機が普及し始めて半世紀以上が経ちます。寸分違わぬ複製がボタンひとつで可能に──この技術は美術とも無関係ではあり得ません。コピー機の登場を、美術家たちはいかに迎え、あるいは反発したのか。「オリジナル」と「コピー」をめぐる入門&応用をお話しします。
プロフィール|1979年生まれ。府中市美術館学芸員、東京ステーションギャラリー学芸員を経て、2021年から現職。戦後日本のアヴァンギャルド芸術を中心に調査研究を行い、マンガ、大衆誌、広告ほか雑種的な複製文化と美術を交流させる領域横断的な展覧会を企画。主な企画展に「石子順造的世界―美術発・マンガ経由・キッチュ行」(2011-12年、府中市美術館、第24回倫雅美術奨励賞)、「ディスカバー、ディスカバー・ジャパン 「遠く」へ行きたい」(2014年、東京ステーションギャラリー)、「パロディ、二重の声――日本の1970年代前後左右」(2017年、同)など。著書に『芸術のわるさ コピー、パロディ、キッチュ、悪』(かたばみ書房、2023年)。
⚫︎10月25日(水)18:00〜20:00「面白い映画は、なぜ面白いのか?」さやわか(批評家・漫画原作者)
映画、漫画、アニメ、ネトフリ、音楽…世の中はポップカルチャー作品で溢れています。けど人に紹介されても、あまり面白く感じないこともありますよね。そこでどんな作品が面白いのか?なぜそれは面白いとされているのか?をお教えします。面白い作品の探し方も!
プロフィール|北海道出身。評論家、漫画原作者。小説、漫画、映画、音楽、演劇、アニメ、ゲーム、ネット文化などを幅広く評論。著書に『僕たちのゲーム史』『一〇年代文化論』『僕たちとアイドルの時代』『文学の読み方』(星海社新書)、『キャラの思考法』『世界を物語として生きるために』(青土社)、『文学としてのドラゴンクエスト』『名探偵コナンと平成』(コア新書)、『ゲーム雑誌ガイドブック』(三才ブックス)など。漫画原作に『ヘルマンさんかく語りき』(KADOKAWA、作画・倉田三ノ路)『キューティーミューティー』『永守くんが一途すぎて困る。』(LINEコミックス、作画・ふみふみこ)。「ゲンロンひらめき☆マンガ教室」で主任講師もつとめる。
⚫︎10月27日(金)18:00〜20:00「Before Night Walk」SIDE CORE(アーティスト)
このプログラムではSIDE COREが主催するプロジェクトの紹介と、活動の背景にあるGraffitiやStreet Artの解説をおこないます。その後参加者と街を歩きそれぞれの興味と視点から「街のノイズ」を探し、シェアする機会となります。
プロフィール|ストリートカルチャーの視点から公共空間を舞台にしたプロジェクトを展開。路上でのアクション、立体作品、壁画プロジェクトなど様々なメディアを用いた作品やプロジェクトを発表。作品を街中に点在させ、建築や壁画、グラフィティを鑑賞しながら街を巡る「MIDNIGHT WALK tour」など、多彩な活動を行う。主な展覧会:六本木クロッシング2022展:往来オーライ!(2022年/東京) 、水の波紋展2021 消えゆく風景から ー 新たなランドスケープ(2021年/東京)、SIDE CORE / EVERYDAY HOLIDAY SQUAD 個展「under pressure」(2021年/青森)
⚫︎グラフィックレコーディング[平中まみ子/まみこし|イラストレーター、グラフィックレコーダー、デザイナー]
1992年北海道出身。札幌市立大学デザイン学部在学中にグラフィックレコーディングに出会う。札幌国際芸術祭2014(トーク&レクチャー)等でのグラフィックレコーディングの制作や、そらち炭鉱の記憶アートプロジェクト(2014・2015)で、その手法を用いたアート作品を出展する。卒業後は札幌でグラフィックデザイナーとして、飲食・IT(アプリ)・印刷の業界に携わる。2017年からは「絵と文字を描く」ことを主軸に個人でもイラスト等の業務を受託する他、オリジナルグッズの制作やグループ展への出展等、創作活動にも勤しんでいる。ちなみに「まみこし」は学生時代のあだ名である。
⚫︎座談会|10月28日(土)18:00〜19:30「1990~2020年の札幌現代美術シーンをふりかえる」
1990年から2020年にかけての札幌における現代アートで重要と思われる展覧会や活動、スペースや団体などを登壇者からそれぞれ紹介していただき、参加者からの意見も交えながら、PARC11の視点における「札幌現代アートシーンの変遷」をまとめていきます。
小田井真美(アートとリサーチセンター主宰、さっぽろ天神山アートスタジオAIRディレクター)
柴田尚(北海道教育大学岩見沢校教授|NPO法人S-AIR代表 )
高橋喜代史(美術家|一般社団法人PROJECTA)
樋泉綾子(札幌文化芸術交流センター SCARTS キュレーター)
梁井朗(北海道美術ネット別館主宰|北海道新聞文化部)
吉崎元章(本郷新記念札幌彫刻美術館館長)
今村育子(札幌駅前通まちづくり株式会社|美術家)
ファシリテーター|酒井秀治(北海道教育大学岩見沢校准教授|SS計画まちづくりプランナー)
⚫︎ワークショップ|10月21日(土)14:00〜16:00
「まちの形をステンシルにしよう」
アーティストの鈴木悠哉さんと一緒に、まちにある気になる形、面白い形を発見し、その形を抽象化して自分なりの形を作るワークショップを行います。
講師|鈴木悠哉(アーティスト)
参加|無料・定員10名 ※予約フォームからお申し込みください。
プロフィール|1983年福島市生まれ。日本大学芸術学部美術学科版画専攻卒業。2020年から2021年に文化庁新進芸術家海外研修制度によってクンストラーハウス・ベタニエン(ベルリン)に滞在。現在はベルリンと札幌を拠点にドイツと日本、および東アジアを中心に活動を行う。都市を集合的無意識の集積と捉え、都市風景の断片から独自に記号的なイメージを抽出し、ドローイング、ペインティング、立体、映像など様々なメディアに転換、インスタレーションという形態を通じて現実世界を独自の視点でシミュレーションする。
※事前予約いただいた方には椅子をご用意しております。当日は立ち見での参加が可能です。
※交通量の多い会場のため、立ち見のお客様には場所のご移動をお願いすることがございます。ご理解・ご協力をお願い致します。
※登壇者・内容は変更になる場合がございます。