Public Art Research Center 9|PARC 9「いつもどこか動いてる」
Public Art Research Center[PARC](パーク)は、公共空間である札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ)の広場を舞台に、現代のパブリックアートとパブリックスペースを多角的に考察していくアートプロジェクトです。9回目となるPARC9では、1日約7万人もの人が行き交うチ・カ・ホに身体性を持ち込むことで、身体感覚や視界を広げる場にしたいと考えました。地球の裏側や体内、広大な宇宙のあちらこちらで、目には見えない何かが連鎖的にはるか遠くの何かへと影響を与えあい、世界はダイナミックに駆動しています。知覚できなくともどこかで繋がっているようなこの不確かな関係性から、今回は「いつもどこか動いてる」をテーマとしました。私たちが考える公共とは、遠くの場所、知らない人、未来や過去、自分とは違う環境や立場を想像し、対話し、共に考える時間と空間です。公共空間を、新たな感覚や知見と出会える環境へと変化させていくことをPARCは目指しています。
日時|2019年9月21日(土)〜29日(日)12:00〜18:00
会場|チ・カ・ホ 憩いの空間E,W、北3条交差点広場(西)
入場|無料
主催|札幌駅前通まちづくり株式会社
共同企画|一般社団法人PROJECTA
お問合せ|011-211-4366(テラス計画)|terracekeikaku@gmail.com
https://www.sapporoekimae-management.jp/
●作品展示
日時|9月21日(土)〜 29日(日)12:00 〜 18:00
会場|憩いの空間E, W
出展作家|小林椋、谷本真理、迎英里子
●アーティストトーク
日時|9月21日(土)18:30 〜 20:00
会場|テラス計画(札幌市中央区北2西4赤れんが テラス5階)|入場無料
●シンポジウム「これまでとこれからの身体表現」
9月29日(日)14:00 〜 18:00 終了予定
会場|北3条交差点広場(西)
入場|無料・先着60名(要予約)
登壇者|江口正登、佐々木敦、平倉圭
※内容は都合により変更になる場合がございます。予めご了承ください。
※シンポジウム「これまでとこれからの身体表現」への参加は、下記フォームから事前にご予約ください。(空きがあれば、予約なしでもご参加いただけます)
●9/29(日)シンポジウム「これまでとこれからの身体表現」申込フォーム
●出展者プロフィール
小林 椋|1992年東京都生まれ。2017年多摩美術大学大学院美術研究科 修士課程 情報デザイン領域修了。京都市立芸術大学大学院美術研究科 修士課程 彫刻専攻在籍。モノがある機構や機関に挿入されたり、その運転へ加担することによって生じる性質の発現や疲弊の様子を観察しながら作品を制作する。近年の主な展覧会に「プールの輪にワニ」(ギャラリーN,2018)、「ローのためのパス」(ギャラリー16,2018)、「エマージェンシーズ!032『盛るとのるソー』」(ICC,2017)、「無・ねじらない」(コ本や,2017)など。時里充とのユニット「正直」などでライブ活動を行う。
谷本真理 |1986年兵庫県生まれ。2012年京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。主な個展に「ごっこ?」(FINCH ARTS/京都/2019)、「Under 35 谷本真理 展」(BankART Studio NYK/2014)。主なグループ展に「一方そのころ - meanwhile -」(KAYOKOYUKI/東京/2019)、「清流の国ぎふ芸術祭 Art Award IN THE CUBE 2017」 審査員賞『田中泯賞』受賞(岐阜県美術館/岐阜/2017)、「新・陶・宣言」(豊田市美術館/愛知/2011)など。「遊び」や「予想外」の事象を取り入れながら、個人的な体験やコミュニケーションの方法を示唆する作品を制作している。
迎 英里子 | 1990年兵庫県生まれ。2015年京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻彫刻修了。主な展覧会にOPEN SITE 2017-2018「不純物と免疫」(TOKAS本郷/2017-2018)、ALLNIGHT HAPS 2017前期 日々のたくわえ#3 「アプローチ0.1」(HAPS/2017)、「新しいルーブ・ゴールドバーグ・マシーン」(KAYOKOYUKI・駒込倉庫/2016)など。
●登壇者プロフィール
江口正登|1978年生。パフォーマンス研究、表象文化論。立教大学現代心理学部映像身体学科助教。主な論考に「大森靖子、みんなのうたはだれのうた?」(『ユリイカ』2017年4月号)、「ジョン・ジェスラン『ファイアフォール』のアクシデント」(『西洋比較演劇研究』15巻1号)など。ほかに、「パフォーマンスの場はどこにあるのか」(森山直人、武藤大祐、田中均との共同討議、『表象』10号)、『美術手帖』2018年8月号の特集「ポスト・パフォーマンス」の一部を監修など。
佐々木敦|批評家。HEADZ主宰。芸術文化の諸分野を貫通する批評活動を行なっている。最新刊『この映画を視ているのは誰か?』『私は小説である』『アートートロジー』など著書多数。
平倉圭|1977年生。芸術学。東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院Y-GSC准教授。芸術制作における物体化された思考の働きを研究している。最近はダンス研究を少しずつ。作品制作も時々。著書に『ゴダール的方法』(インスクリプト、2010年、第二回表象文化論学会賞受賞)、『アメリカン・アヴァンガルド・ムーヴィ』(共著、森話社、2016年)ほか。作品に《ピカソ他を分解する(部分的に遮蔽された)》(レクチャー・パフォーマンス、2015年)ほか。
●アクセス
● 札幌駅前通地下歩行空間①②④番出口すぐ
● JR「札幌」駅 徒歩5分
● 地下鉄南北線「さっぽろ」駅 徒歩2分
● 地下鉄東西線・南北線「大通」駅 徒歩5分
※ 駐車場はございませんので、公共交通機関をご利用ください。