札幌駅前通まちづくり株式会社、京都大学経営管理大学院及び全国エリアマネジメントネットワーク設立準備会は、平成27年9月10日(木)TKP札幌ビジネスセンター赤れんが前にて「エリアマネジメントシンポジウム2015 in
札幌」を開催しました。
本シンポジウムは、北海道で生まれているいくつかのエリアマネジメントの萌芽を共有し、全国への展開を目指すとともに、北海道内・全国のエリアマネジメント団体等の情報交換や課題の共有、そしてエリアマネジメントの普及と深化を目的に開催されました。
はじめに、国土交通省都市局横山征成まちづくり推進課長の来賓ご挨拶と、小林英嗣 北海道大学名誉教授の基調講演に続き、法政大学保井美樹教授の進行のもと、札幌駅前通まちづくり株式会社白鳥健志代表取締役社長、札幌大通まちづくり株式会社服部彰治取締役総務部長、ニセコひらふCID/BID検討委員会田中義人共同代表、株式会社まちづくり五稜郭青田基代表取締役会長に参加いただき、パネルディスカッション1「北海道のエリアマネジメント」が行われました。また苫小牧、恵庭、滝川、札幌で活動しているまちづくり団体にも発表いただき、当該団体を道外のエリアマネジメント担当者へ紹介する機会となりました。
つづいて、本大学院御手洗潤特定教授の進行のもと、仙台駅東エリアマネジメント協議会足立千佳子事務局長、NPO法人大丸有エリアマネジメント協会中村修和事務局長、梅田地区エリアマネジメント実践連絡会植松宏之前事務局長に参加いただき、パネルディスカッション2「全国のエリアマネジメント(取り組みと連携)」が行われました。
両ディスカッションでは、それぞれのエリアマネジメントの効果や課題等について活発に議論が交わされました。そして最後に、小林重敬横浜国立大学名誉教授のクロージング講演が行われました。
当シンポジウムでは、エリアマネジメント団体間の連携・交流の促進によるエリアマネジメントの認知度の向上や人材育成、エリアマネジメントによる公共的施設・空間の利活用の重要性を改めて認識する機会となりました。参加者は道内外合わせて160名となり、当初のシンポジウムの目的でもあった「公」と「民」が連携することによる、地域価値を高める活動の重要性を普及できたと考えています。
次回のエリアマネジメントシンポジウムは、2015年12月15日(火)に仙台にて開催予定です。
同様の内容は、京都大学経営管理大学院HPにも掲載されております。
→ http://www.gsm.kyoto-u.ac.jp/ja/symposiums/1129-20150910.html