Public Art Research Center 5[ PARC 5: Meeting Table]参加作家/登壇者プロフィール

●[イスづくりDIYワークショップ]講師

東方悠平

1982年生まれ、北海道出身。


2008年 筑波大学大学院修士課程芸術研究科総合造形コース修了。2010年に「岡本太郎現代芸術賞」に入選したほか、2011年に「神戸ビエンナーレ」の「しつらいアート国際コンンペディション」で奨励賞を受賞。個展やグループ展、海外でのアーティストインレジデンス等で積極的に活動している。見慣れたイメージをモチーフに、それぞれの意味や文脈を、ユーモアを交えて組み変えるような作品やプロジェクトを数多く手掛けている。

●[PARC図書館「ふたりの時間」展]出展作家

今村育子

1978年北海道札幌市生まれ。美術家。


主に日常の中にある些細な光景をモチーフにインスタレーション作品などを制作。訪れる者は一筋のほのかな明かり、かすかな音、影や気配など仕掛けられた要素によって五感が揺り起こされ、遠い記憶や自己を呼び起こされる。主な展覧会に、2014「札幌国際芸術祭2014」札幌大通地下ギャラリー500m美術館/札幌、2013「奔別アートプロジェクト」旧住友奔別炭鉱 選炭施設内 石炭積み出しホッパー/三笠、2011「Living Art」札幌芸術の森美術館/札幌、2009「雪国の華 -N40°以北の日本の作家達-」上海莫干山路50号/上海、2006年ギャラリー・ネブロッサ/ハラパ、メキシコなど。

大島 慶太郎

1977年北海道釧路市生まれ。映像作家。

 

2004年北海道教育大学大学院教育学研究科教科教育先攻美術教育専修(デザイン)修了 。2008年より北海道情報大学講師。2012年ー2013年ケルンメディア芸術大学フェロー。動画構造の解体と再構築をテーマに映像作品を中心とした制作及び映像メディア表現について研究を続けている。 また、映像メディアをパーソナルな表現ツールとして捉えた上映会やワークショップなどの活動も展開している。おもな上映に「Montreal Internaitonal Documentary Festival(上映展示企画/Kino-Pedals/モントリオール,カナダ 2013)、イメージフォーラムフェスティバル2013(上映/パークタワーホール他/東京,京都,福岡,名古屋)など。

笠見 康大

1982年福島県生まれ。画家。

 

2009年 北海道教育大学大学院 教育学研究科 教科教育専攻 美術教育専修専攻修了。自分と世界の間にある見えない存在、メタレベルの構造に興味を持ち、絵を描くという行為の中でそれを出現させようと試みる。主な個展にトーキョーワンダーウォール2012都庁(東京都庁第一本庁舎3階南側空中歩廊 / 東京)、2006年 「背中の時間」SAG企画展 (北方圏学術情報センター「ポルト」 / 北海道)。主なグループ展に2011Asian Art Way 2011 in SHANGHAI (半島1919日本文化村 / 上海)など。

風間天心
1979年、北海道東川町生まれ。美術家、僧侶。


2006年、第9回岡本太郎現代芸術賞に入選。2008年、武蔵野美術大学油絵コース大学院を修了。2010年、大本山永平寺での修行を終え、武蔵野美術大学パリ賞によりパリ市「Cité Internationale des Arts」に滞在。宗教と芸術の相互作用を求め、国内外で多様な活動を続けている。主な展覧会に、2014年 「Think of energy From experience of Fukushima 」/ドイツ外務省(ベルリン)、「Ezotic Caravan –国の北から-」/東京都美術館(上野)。

樫見奈々子

1980年神奈川県生まれ、札幌市在住。美術家。

 

2000年北海道女子大学短期大学部工芸美術学科卒業。布やリボンやビーズや糸などを用いて空間を構成し、何気ない生活の中にある些細な出来事に焦点を当て、その形や匂いや空気や時間もひとつひとつ丁寧に拾い集めて光を当てるように表現する。主な個展に「みえる空気」(財団法人北海道文化財団内アートスペース・アルテポルト/ 札幌 2012年)、「風がやむ」 (salon cojica/ 札幌 2012年)。主なグループ展に「500m美術館オープニング記念展」 (札幌大通地下ギャラリー500m美術館 / 札幌 2011年)など。

進藤 冬華

1975年生まれ、札幌出身。美術家。

 

2000年北海道教育大学札幌校芸術文化課程美術・工芸コース卒業。2006年アルスター大学(北アイルランド・ベルファスト)ファインアートコース修士課程修了。北海道を中心としてその周辺のサハリンや東北を含めた地域の伝統的な工芸、手芸などリサーチし、その体験を基に制作を行う。北海道とその周辺地域にある多様な文化や人々の歴史、自然との繋がりに興味を持つ。道内を中心に国内、外で作品を発表。主な個展に「物語を編む」(QSSギャラリー、2014年)、「もんよう どうしよう」(Art Center Ongoing2014年)。主なグループ展に札幌国際芸術祭2014「センシング・ストリームズ」(札幌駅前通地下歩行空間)など。

高橋喜代史

1974年 妹背牛町出身。


主な展覧会として北アイルランドやニュージーランドでの個展、上海でのグループ展、中国吉林省図門江彫刻公園にモニュメント設置など、札幌を拠点に国内外で作品を発表。1995年ヤングマガジン奨励賞受賞、2010年JRタワーART BOXグランプリ受賞。2012年より、500m美術館や、札幌駅前通地下歩行空間での[ Public Art Research Center|PARC ]など、アートプロジェクトや展覧会の企画運営も行う。

武田 浩志

1978年北海道札幌市生まれ、札幌在住。画家・美術家。

 

2003 年北海道教育大学芸術文化課程美術工芸コース卒業。過去に経験した美しさや新しいものに触れた感動を創作を通じて再現することに関心を持ち、奥行きと透明感のある平面作品を中心に制作する。平面作品から展開された表現は、立体作品にも拡張していく。おもな個展に「Utopia TaRa-TaRa 02」 (北海道文化財団アートスペース/札幌 2014年)、「Utopia MoMo-Iro5」 (MIKIKO SATO GALLERY/ハンブルク/ドイツ 2012年)。主なグループ展に「VOCA2015 現代美術の展望─新しい平面の作家たち」(上野の森美術館/東京 2015年)、「札幌国際芸術祭2014」(札幌大通地下ギャラリー500m美術館/札幌 2014年)など。

長谷川 裕恭

1976年生まれ。江別市在住。彫刻家・美術家。

 

2002年北海道教育大学大学院修了。段ボールや石、木など様々な素材を用いた、物語性のある彫刻作品を制作。
2009年より道展会員。主な展覧会に、2006年「長谷川裕恭個展」沙流川アート館(平取)、2008年「長谷川裕恭個展」大同ギャラリー(札幌)、2010年「北海道 立体表現展’10」北海道立近代美術館(札幌)、2012年「安住賢一・長谷川裕恭 二人展」沙流川アート館(平取)、2014年「セブン・ストーリーズ」本郷新記念札幌彫刻美術館(札幌)など。

 

山本 雄基

1981年北海道帯広市生まれ。画家・美術家。

 

2007年北海道教育大学大学院修了。201213年札幌市の助成によりベルリン滞在。現在、札幌を拠点に制作。山本の絵画は、様々なサイズのキャンバスに描かれたカラフルな円と、何層にも塗られた透明なアクリル絵具の平坦で光沢のある表面から成る。重層的に配置された不透明、半透明、透明の円の集合体は一見装飾的だが、そこにはルールが隠されており、秩序と混沌が入り乱れ、見る者の視界を惑わせるようなイメージを持つ。おもな個展に 2014年「山本雄基作品展」(板室温泉大黒屋)['11]2012年「parallel circles(Mikiko Sato gallery)。おもなグループ展に、VOCA2014(上野の森美術館)など。

●「公共と芸術」フォーラム

◯ 基調講演

岡﨑 乾二郎

1955年東京生まれ。造形作家、批評家。

 

1982年パリ・ビエンナーレ招聘以来、数多くの国際展に出品。「灰塚アースワーク・プロジェクト」、「なかつくに公園」等のランドスケープデザイン、2002年「ヴェネツィア・ビエンナーレ第8回建築展」(日本館ディレクター)、2007年現代舞踊家トリシャ・ブラウンとのコラボレーションなど、つねに先鋭的な芸術活動を展開してきた。東京都現代美術館(2009~2010年)における特集展示では、1980年代の立体作品から最新の絵画まで俯瞰。2014年BankART1929「かたちの発語展」では、彫刻やタイルを中心に最新作を発表した。 主な著書に『ルネサンス 経験の条件』( 文春学藝ライブラリー、文藝春秋 2014年)、『れろれろくん』(小学館 2004年/絵本、文:ぱくきょんみ)、『ぽぱーぺ ぽぴぱっぷ』(クレヨンハウス 2004年/絵本、文:谷川俊太郎)。

◯ セッション1|アートセンターの公共性と可能性

近藤 健史
1973年生まれ。デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO) マネージャー。


大学で建築を学んだ後、美術系大学、ギャラリーの展示企画や公開講座の運営などを経験、2012年KIITOに参画。デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)は、2008年に神戸市がユネスコ創造都市ネットワークのデザイン都市に認定され、その創造の拠点として2012年8月に開館。デザインを人々の生活に採り入れ、より豊かに生きることを提案し、神戸だけでなく世界中をつなぐ、デザインの拠点となることを目指した活動を行う。

山本 麻友美

京都芸術センター プログラム・ディレクター。


1999年から2003年まで京都芸術センターのアート・コーディネーターとして主に伝統芸能やアーティスト・イン・レジデンス事業などを担当し,その後フリーランスとして活動。2008年より京都芸術センターにシニア・コーディネーターとして復帰、2011年より現職。京都芸術センターは、若いアーティストを支援し先鋭的な表現活動を積極的に創造すると同時に、コミュニティとの関係も深いアートセンターとして国内外から注目を浴びる。現在は、主にビジュアル・アーツおよびアーティスト・イン・レジデンス等の国際交流事業の企画・運営を行う。「PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015」プロフェッショナル・アドバイザリーボードメンバー。「東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)」実行委員会委員。

酒井秀治
1975年生まれ。まちづくりプランナー。


北海道大学工学研究科を修了後、2000年より東京のまちづくりコンサルタントにて主に密集住宅地の再生に従事。2007年夏より故郷に戻り、(株)ノーザンクロスにて都心部の再開発や広場づくり、リノベーションによるサロン、カフェの企画コーディネートを通じて、まちなかの再生・賑わいづくりに取り組む。かたわら、趣味で旅のスケッチをしたためる。2010年より季刊詩・北海道マガジンKAIで『札幌スケッチ散歩』を連載。2015年夏号からは『建築探訪図アーキテクト散歩』と改め、札幌近郊の歴史的建造物を訪ね歩く。市民活動として、ミツバチ目線で都市部の自然環境を見つめ直す『サッポロ・ミツバチ・プロジェクト』にも関与、理事長を務める。一級建築士。

◯ セッション2|これからの国際芸術祭

飯田 志保子

1975年 東京都生まれ。

インディペンデント・キュレーター。東京芸術大学 准教授。


1998年より東京オペラシティアートギャラリーの開館準備に従事し、2009年8月まで同アートギャラリーのキュレーターを務める。2009年9月から2011年7月までクイーンズランド州立美術館客員キュレーター。その後、韓国国立現代美術館2011年インターナショナル・フェローシップ・リサーチャーとしてソウルに4ヶ月間滞在。現在、インディペンデント・キュレーターとして名古屋を拠点に活動を行っている。近年の活動は、第15回アジア・アート・ビエンナーレ・バングラデシュ2012日本公式参加キュレーター。あいちトリエンナーレ2013共同キュレーター。札幌国際芸術祭2014 アソシエイトキュレーター。

服部 浩之

1978年愛知県生まれ。あいちトリエンナーレ2016キュレーター/青森公立大学国際芸術センター青森 学芸員。


2006年早稲田大学大学院修了(建築学)。公共機関である青森公立大学国際芸術センター青森(ACAC)に学芸員として勤務する傍ら、Midori Art Center(MAC)というスペースを独自に運営している。青森を拠点としつつ国内外のいくつかの都市や地域を往来するかたちで、建築的な思考をベースに様々なプロジェクトを企画運営し、場をつくり日常生活を創造的に拡張する試みを実践している。主な企画にNadegata Instant Party 「24 OUR TELEVISION」(ACAC|2010)、「再考現学/Re-Modernologio」(ACAC、MAC|2011年~2012年)、淺井裕介展「八百万の物語ー強く生きる、繰り返す」(ACAC、Festival city AUGA|2012)。
その他、十和田市現代美術館の開館5周年記念企画である十和田奥入瀬芸術祭「SURVIVE ~この惑星の、時間旅行へ」(十和田市現代美術館、奥入瀬地域 |2013年)や、東南アジア4ヶ国で開催された展覧会「Media/Art Kitchen ~Reality Distortion Field」(ジャカルタ、クアラルンプール、マニラ、バンコク[主催:国際交流基金]|2013年~2014年)にキュレーターとして関わっている。

日沼 禎子

1969年青森県生まれ。女子美術大学 准教授/さいたまアートトリエンナーレ2016プロジェクト・ディレクター。


女子美術大学芸術学部卒業後、ギャラリー運営企画会社、美術雑誌編集者等を経て、1999年から国際芸術センター青森設立準備室、2011年まで同学芸員を務め、アーティスト・イン・レジデンスを中心としたアーティスト支援、プロジェクト、展覧会を多数企画、運営する。2004年、市民アートサポート組織「ARTizan」の立ち上げに携わり、空間実験室実行委員長(2005-09)などを歴任。現在もARTizanプログラムディレクターとして活動を継続中。2005年、空間実験室のAAF参加を機にAAFネットワーク実行委員。

吉本 光宏

1958年徳島県生。ニッセイ基礎研究所 社会研究部 主席研究員


芸術文化プロジェクト室長、企業メセナ協議会理事
早稲田大学大学院修了(都市計画)後、社会工学研究所などを経て1989年から現職。東京オペラシティ、国立新美術館、いわきアリオス等の文化施設開発、東京国際フォーラムや電通新社屋のアートワーク計画などのコンサルタントとして活躍する他、文化政策、文化施設の運営・評価、創造都市等の調査研究に取り組む。1997年セゾン文化財団の助成でコロンビア大学大学院に留学。文化審議会文化政策部会委員、東京芸術文化評議会専門委員、創造都市横浜推進委員会委員長、東京藝術大学非常勤講師などを歴任。著作に「再考、文化政策(ニッセイ基礎研所報)」「アート戦略都市(監修、鹿島出版会)」など。

◯ セッション3|社会にアートは必要か

雨森 信

BreakerProjectディレクター/大阪市立大学文学部特任講師


2002年、NPO法人記録と表現とメディアのための組織(remo)を立ち上げ、上映会や博覧会などを企画。また大阪市の文化事業として「BreakerProject(2003~2004)」や子どもを対象にしたアニメーションワークショップ「art school(2005)」、「art in the city(2006)」をプロデュース。「水都大阪2009」にて藤浩志のプロジェクト「かえるシステム」ディレクター、BEPPU PROJECT2010美術部門ディレクターを務める。既存の美術空間やシステムにはおさまりきらない独自の表現活動を開拓するアーティストとともに、地域に根ざしたプロジェクトに取り組み、現代における「芸術の役割」、「芸術と社会の生きた関係」を探求する。

小田井 真美

1966年広島生まれ。AIR勉強家/アートプロデューサー


武蔵野美術短期大学、女子美術大学卒業。3ART PROJECT(東京青山)を経て、2001~2002年にとかち国際現代アート展デメーテル事務局(帯広、北海 道)に勤務する。2003年よりNPO法人S- AIR(札幌、北海道)に所属し、アーティスト・イン・レジデンスの運営、アートプログラムによる地域活性化事業、アーティスト・イン・スクールの企画、 Sapporo2 Projectのプロデュースを担当。2010年より2年間茨城県アーカスプロジェクトのディレクター、2014年 札幌国際芸術祭2014チーフ・プロジェクト・マネージャーを務める。現在、アーティストの移動ための支援活動Move arts Japanディレクター。さっぽろ天神山アートスタジオ・プログラムディレクター。

藤井 光

1976年東京都生まれ。美術家・映画監督。



パリ第8大学美学・芸術第三博士課程DEA卒。1995年渡仏。フランスでメディア・アーティストとして活動を始めるが、2005年帰国以降、現代日本の社会政治状況を直截的に扱う表現活動へと転換。社会運動と芸術の関わりについて制作および研究を行なっている。アートセンター、映画館だけでなく、路上、インターネット、裁判所、スクウォットの現場で映像メディアの可能性を模索する。市民メディアセンターMediRの講師や、高校生・派遣労働者などを対象にした映像制作ワークショップを通して映像メディアの民主化に努める傍ら、大学やアートスクールでのレクチャーやトークも多い。近年の作品に《3.11アートドキュメンテーション》(2011-2013年)、《わしたちがこんな目にあって、あんたたちは得をした》(2012年)、 ドキュメンタリー映画『プロジェクトFUKUSHIMA!』(2012年)、などがある。

工藤 安代

東京生まれ。NPO法人アート&ソサイエティ研究センター代表理事。パブリックアート・コンサルタント。


南カルフォルニア大学大学院パブリックアート・マネジメント学科を修了後、埼玉大学大学院文化科学研究科博士後期課程を修了。パブリックアート・コンサルタントとして、多数の公共・民間アートプロジェクトに携わる。2007年アート&ソサイエティを設立。以後、社会とパブリックアートの関係についての調査研究活動や、機関誌『Public Art Magazine』の定期的発行を行なう。2010年より東京文化発信プロジェクトと共催でアート・プロジェクトのアーカイブを構築する『P+Archive』事業を開始する。主な著作として『パブリックアート政策』(勁草書房)など。

◯ セッション4|アートプロジェクトの未来

小川 希

1976年東京・神楽坂生まれ。
TERATOTERA チーフディレクター/Art Center Ongoing 代表。


2001年武蔵野美術大学映像学科卒。2004年東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。2007年東京大学大学院学際情報学府博士課程単位取得退学。2002年から2006年にわたり、東京や横浜の各所を舞台に大規模な公募展覧会『Ongoing』を企画、開催。2008年に既存の価値にとらわれない文化の新しい試みを恒常的に実践し発信する場を目指して、東京・吉祥寺に芸術複合施設『Art Center Ongoing』を設立。現在、同施設代表をつとめる。また、2009年よりJR中央線・高円寺駅~国分寺駅周辺地域で展開するアートプロジェクト『TERATOTERA』のチーフディレクターや、武蔵小金井のアートスペース『シャトー2F』のアートディレクターも兼任。

藤田 直哉

北海道札幌市生まれ。SF・文芸評論家。


東京工業大学価値システム専攻博士(学術)。「前衛のゾンビたち──地域アートの諸問題」(『すばる』2014年10月号掲載)で現代アートの構造変化を問いかけ、大きな反響を呼んだ。著書に『虚構内存在 筒井康隆と〈新しい《生》の次元〉』、『3・11の未来 日本・SF・想像力』、『21世紀探偵小説 ポスト新本格と論理の崩壊』、『ポストヒューマニティーズ 伊藤計劃以後のSF』など。『文學界』で「新人小説月評」担当。『地域アート 美学/制度/日本』(堀之内出版)八月。二松学舎大学、和光大学非常勤講師。

山本 高之

1974年愛知県生まれ。美術作家。


愛知教育大学大学院を修了後にロンドンに渡り、チェルシー・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザインMAを修了。シャージャ・インターナショナル・ビエンナーレ(アラブ首長国連邦)、「笑い展 現代アートに見る『おかしみ』の事情」(森美術館, 東京)など、世界各地の展覧会で発表を続ける。近年は出口尚弘と共にアーティスト・ユニット「みがきッコ」を結成、子供が屋外で洗車するパフォーマンスやアニメーションを制作するプロジェクトを行っている。2007年にはドクメンタ12のマガジン・プログラムに参加した"METRONOME - Living Newspaper"提供のパフォーマンスとして、正式招聘された。

橋本 誠

1981年東京都生まれ。
アートプロデューサー/一般社団法人ノマドプロダクション
横浜国立大学教育人間科学部マルチメディア文化課程卒業。2005年よりフリーのアートプロデューサーとして活動をはじめる。2009~2012年、東京文化発信プロジェクト室に所属しプログラムオフィサーとして「東京アートポイント計画」の立ち上げを担当後、一般社団法人ノマドプロダクションを設立。様々なプロジェクトのプロデュースや企画制作を手がけている。TARL(Tokyo Art Research Lab)事務局長。主な企画に都市との対話(BankART Studio NYK/2007)、KOTOBUKIクリエイティブアクション(横浜・寿町エリア/2008~)など。 共著に『キュレーターになる!』(フィルムアート/2009)、『アートプラットフォーム』(美学出版/2010)、『これからのアートマネジメント』(フィルムアート/2011)、『現代アートの本当の学び方』(フィルムアート/2014)など。