まち会社の自主事業

札幌駅前通まちづくり会社では、地下広場の5つの活用コンセプトに則って、以下の自主事業を展開しています。(2018年時点)

 

<利用者の利便性向上事業>

(1)備品の貸出事業

 地下歩行空間内は通路であり安全上、夜間に物を設置した状態にすることはできないことから、複数日にまたがる利用者の利便性を向上することを目的として、弊社が貸し出すワゴンに収まるサイズ内で、利用者の持ち込み品をお預かりするサービスを行います。
 また、お客様から要望の多い長テーブルに代わるものとして「バーチカウンター」「トドイタセット」をご用意し、さらなる賑わいを創出するためステージやリノリウムの貸出も行っています。

(2)ビッグイシューと連携した案内ブースの設置

 日頃より歩行者から、地下広場でのイベントや出店情報などを手軽に入手できる場所の設置要望があがっていました。この要望に応え、歩行者の利便性の向上を図るため、地下広場の案内ブースを設置します。案内ブースの設置にあたっては、ビッグイシュー事務局と連携し、地下広場のイベント情報や地下歩行空間の道案内などの問合せに対応します。


<賑わい創出/育成事業>

(3)チカチカ☆パフォーマンススポット

 年2回のオーディションにより選定したアーティストに、天候に左右されない地下広場内のスペースを、大道芸、ダンス、音楽などのパフォーマンスの披露の場として提供しています。こうした活動を、パフォーマンスのアートレベルを保ちながら秩序を持って行うことにより、札幌駅前通にパフォーマンスで交流ある賑わいを生み出すべく実施しています。
*詳しくはこちら


(4)Public Art Research Center (憩いの空間等)

 パブリックを通してアートを考え、アートを通してパブリックを考えて行くアートプロジェクトです。様々なジャンルのアーティストや研究者、企画者などに参画いただき、公共空間の創造的な活用方法を多角的に見いだしていきます。
*詳しくはこちら


(5)チ・カ・ホLIVE(北3条交差点広場)

 チ・カ・ホの利用者からも好評を得ているライブを札幌市内で活動している団体と協働で実施いたします。通常のコンサートでは味わえない演者との距離感や客席の配置、演者のトークやレクチャーなど、チ・カ・ホで行う無料コンサートならではの楽しみ方を提供しています。

・PMF×チ・カ・ホコンサートシリーズ(運営:PMF組織委員会)

・Sapporo Sound Square(共催:サッポロ・シティ・ジャズ実行委員会)


(6)子ども向け事業 Public "Play"ces Project

 チ・カ・ホのイベントは年間2,000件ほどありますが、親子を対象にしたものはごくわずかです。公共空間の役割の一つである「コミュニティの創出」に着目し、学校や職場から飛び出して新しく交流できる場所として地下広場を提供し、親子のコミュニティの形成を図ります。
*詳しくはこちら


(7)クラシェ(暮らし×マルシェ)

 北海道を中心としたこだわりある「つくり手」を募り、商品を販売するだけでなく、モノづくりに込めた思いやこだわり・スタイルをお客様に伝え、北海道の暮らしに新たなシーンを提案します。ワークショップコーナーも併設し、「つくる楽しみ」も提供していきます。
毎回テーマに沿った商品構成で展開し、全体として統一感のある設えで視覚的にも魅力ある空間づくりを行い、都心部の賑わいの創出につなげます。
*詳しくはこちら


(8)SAPPORO PERFORMANCE PARTY

 札幌の玄関口である札幌駅前地区には、「フェスティバル」と言えるような大きなパフォーマンスイベントはなく、エリアとして複数会場が一体となったイベントも珍しいです。そこで、複数会場で全国から集まったパフォーマーによる上質なパフォーマンスを繰り広げ、多くの方に各会場を巡っていただくことで、エリア全体の連動した賑わいを実現します。
*詳しくはこちら

(8)北海道“みりょく”発信プロジェクト

 北海道の各地で行われている、旬の魅力あふれる取組を紹介します。なお、このプロジェクトは札幌駅前通地下歩行空間を管理する北海道開発局札幌開発建設部との恊働により実施します。

(9)北海道イベントインフォメーションボード

 地下広場の活用コンセプトの一つである「さっぽろ・北海道の魅力発信」を目的とし、北海道内の市町村が主催、後援しているイベント・お祭り、または広く一般の方が参加可能なイベント・お祭りのチラシやポスターを掲示できるボードを設置し、道内の観光振興につなげていきます。
*詳しくはこちら


<地下広場活用事業>

(10)まちなかサロン事業(憩いの空間・接続空間)

 地下歩行空間は520mという長い空間であることから、椅子・テーブルを設置し行き交う人々が休み・憩うことが可能な空間(まちなかサロン)を創り出します。また接続空間(日本生命札幌ビル、敷島ビル、大通西4ビル、札幌三井JPビルディング、札幌フコク生命越山ビル)に椅子・テーブルを設置することで、人々が滞留し、憩い交流できる空間を創出します。

(11)市民活動促進のためのパンフレットコーナー設置事業

 日頃まちづくり活動に馴染みのない人たちの活動への理解、参加、寄付等の協力の促進を目的に、当施設内に情報コーナーを設置します。パンフレットラックやパネルの設置によるまちづくり活動団体のPRパンフレットやポスターを配架、掲示します。運営については、公益財団法人さっぽろ青少年女性活動協会と協定を結び、事業を実施していきます。

(12)チャリティーイベント等支援事業

 東日本大震災による被災地の復興支援を目的として、当施設を使用し、開催される公共団体及び民間のチャリティーイベント、募金活動等を関係団体と協力して実施するものです。また法律で定められた募金活動についても関係団体と協力して実施します。

(13)研修、修学旅行生の受け入れ事業

 札幌に修学旅行で訪れる学生たちの活動の一環として行われるそれぞれの地域の広報活動(観光PR等)に対して、場所の提供を行います。また札幌駅前通地下歩行空間内の案内やイベント紹介も実施します。

(14)Sapporo City Wi-Fi運用事業

 スマートフォン等の端末によるインターネット利用が増加し、特に海外観光客からの無料Wi-Fi整備に対する需要は高まっています。当施設においても、札幌市で実施している「Sapporo City Wi-Fi」を導入し、運営しています。
*詳しくはこちら

(15)新聞社の「号外」配布

 各新聞社からの要望に応え、「号外」配布場所として、地下広場のスペースを提供します。